シンプルで最高におしゃれなクロスバイクを手に入れました『Cannondale Quick4』

今回は自転車
通勤用の自転車を前々から変えようと思っていて、ようやく買い替えたのがこれ。
Cannondale Quick4(キャノンデール クイック4)2022年モデルです。カラーはディープティール。Mサイズです。価格は¥88,000(税込み)
色の名前だけだとピンとこないと思いますが、明るめの深緑です。光の加減で色が変わるので青っぽく見えたりもします。とても映えます。
暇つぶしで自転車サイトを見ていたら狙っていたカラーが決算セールで20%OFFで転がっていたので、迷わず在庫がある店舗に行って即購入しました。
目次
Quick4はこんな自転車
フロントホイールに純正センサー搭載

キャノンデール純正のセンサーが標準装備になっています。
大手メーカーのGARMIN(ガーミン)と共同開発をしたもので、ANT+(アントプラス)とBluetoothの両規格で通信ができます。
ANT+とは、GARMINの傘下であるカナダのDynastream Innovationsが開発した低消費電力でワイヤレス通信ができる規格。低消費電力を実現するために通信距離はかなり短いらしいです。
GARMINの製品には基本的にANT+が採用されているそうです。
残念ながらANT+を搭載している端末を持っていないのでどれくらいの距離まで通信できるのかは不明ですが、基本的に使うのはiPhoneなのでBluetoothで繋いでいます。
センサーは単体で最大900時間または30日間のログを保管してくれます。
また、コイン電池のCR2023で動かしていて1年くらいは電池が無くなることがないそうです。
日常使いにはとても重宝しますが、サイクルコンピューターのように心拍数やペダルの回転数などは確認できないので、注意してください。
視認性を高めるリフレクティブペイント
車体の色々な場所に反射機能を持ったペイントが施されています。
塗装されている場所はこんな感じ。






このように、いたるところにペイントが施されまくっています。
車体がシンプルなので、このペイントがデザイン性にいい味を出してくれています。
最初はこんなにいらないんじゃないか?と思っていましたが、意外にもしっかりと反射してくれるので遠くからでもいち早く自転車を認識してもらえます。
特に夜の走行を考えるならば、一瞬の遅れでも大きな事故を起こしかねないので安全性が少しでも高いほうが乗っていて安心できます。
とはいえ、過信もよろしくないのでテールライトは1つ取り付けておいたほうがいいでしょう。
SAVEマイクロサスペンション搭載

シートステーとチェーンステーの角度と形状で振動吸収を実現しています。
フレームを平たい形状にしてあえてたわみやすい構造を作り、乗り心地を確保しながらスピードが出せるようにしているとのこと。
似た構造だとNESTOのFLEXOR(フレクサー)があるので、それのキャノンデール版といった感じですね。
現在使っているタイヤが35Cなのとサドルがフカフカなこともあり、ガンッ!とダイレクトな振動は無く、マイルドな乗り心地です。
タイヤを変えた時にどう変化するのか見物ですね。
各部紹介
ケーブルはフレーム内装

ダウンチューブ横からケーブルをフレームの中へ通すことができます。
中にケーブルを入れることで表面の突起物が無くなるので洗車がやりやすくなり、見た目がスッキリ見えるようになります。
内装されているのはリアブレーキとシフターのケーブル、シートチューブの下から出して、チェーンステーに固定しています。
フロントブレーキのケーブルは内装されずにフロントフォークを這わせて固定してあります。なので、スマートなのはダウンチューブのみ。
フロントフォークとチェーンステーは固定用の台座があります。せっかくならここもスマートにしてくれたら嬉しかったなぁと感じます。
ちなみに、内装は両側から出来るので好きなほうから通すことができますが、正直どちらでも問題ないのでそのままでいいと思います。
ステム
キャノンデール純正でSPコネクトを直に取り付けられます。
車体に付属で台座がついてくるので、ケースやマウントを買えばすぐに取り付けられます。

SPコネクトのマウントが無いので、レックマウントを仮置きした時のイメージはこんな感じ
見て気付いた方もいるかと思いますがケースを取り付ける場合、ステムの逆付けや位置下げは出来なくなります。
なので、ハンドルの位置を調整するなら取り付けないか、ステムを別のものに交換してください。
サドル

こちらもキャノンデール純正です。
なかなかに肉厚で低反発なのでほどよいクッション性なのと、座面は広めで後ろ側のエッジが内側に下がるような作りなのでお尻にとてもフィットします。
中央部がくりぬかれているので股の圧迫もされにくくなり痛みがでにくいのもいいですね。
個人的にはとても好きなので、しばらくこれを愛用します。
タイヤ

シュワルベのスパイサープラスが初期搭載です。位置付けは街乗りです。
35Cで推奨空気圧は4.5~6.5berと低め。重量はなんと驚異の750g…前後で1.5kg。重すぎ。
価格も安く、重すぎるので最初はすぐ交換と思っていましたが、乗り心地は結構いいほうなのでいろいろな路面がある街乗りだと使いやすいかもしれません。
ブレーキ&ディスクローター



こちらは全てテクトロ製の油圧ブレーキ。
ローターサイズはフロント160mm、リア140mmなので一般的な組み合わせですね。
ダブルピストン式なので片効きも起きにくく、ローターとパットも擦れにくいです。
流石ディスクブレーキ!しっかりと効いてくれるので雨の日や下りでも安心して乗ることができます。止まらない恐怖が無くなってすばらしい。
クランク

Prowheel(プロホイール)製の38Tです。街乗り想定ならこの歯数で十分に走る事ができます。
シングルギアなのでメンテナンス性もよく見た目もスッキリしています。内側のエッジがとてもかっこいい。
特に困ることは無いので、消耗するまではこのままでいいかなと思います。
シフター
MicroSHIFT(マイクロシフト)のADVENT(アドヴェント)9速モデルです。

シフトアップは1段階ずつ、シフトダウンは押し込むことで最大4段階までギアを落とす事ができます。
押し心地が少し硬めですが、しっかりとしたクリック感がありバチっと決まってくれます。
マイクロシフトはよく性能が悪いと言われることが多いみたいですが、今のところ感じたことはありません。
ちなみに、シフトメーターが無いので今何速で走っているのか確認できないのは地味にストレス。
シフトレバーもアップレバーは押して戻さないと変わらないのに、ダウンレバーは押し込むだけで変わります。
慣れの問題なので別にいいんですが、操作性が違うのは気になったりします。
ディレーラー&スプロケット


シフターと同じく、MicroSHIFT(マイクロシフト)のADVENT(アドヴェント)です。
スプロケの歯数は11-42Tとかなりのワイドレシオ。サイズもかなり大きいです。
歯の間隔は11-13-15-18-21-24-28-34-42となっているので、クロスレシオのように細かなギア選択はできません。
街中で使う分には28Tくらいまであれば足りる場面が多いので、34T以降は完全に持て余してます。
逆に平坦はちょうどいい歯数なので、風が弱い時や追い風の時はたまに11Tが軽く踏めます。
もう少し、歯数の間隔を狭めてもいいんですが、タイヤが軽くなった時にどこまで変わるか分からないのでとりあえずはこのままです。
スタンド&センター台座


残念ながらスタンドは付属しません。
台座はチェーンステーとセンターの2箇所なので、好きな方を取り付けられます。
使ったことないですが安定性高そうなのはセンターのダブルレッグスタンドですかね。
純正品があったので統一感を出すべく迷わず純正を購入しました。普段使いだと重宝します。気軽に駐輪ができて寄り道もしやすいです。
quick4にはスタンド取り付け用のダボ穴が作られているのでそこにボルトで取り付けをします。

ただ、このスタンド...というかボルト
恐らく付属のものだと思うんですが、振動で緩みまくります。走ってるうちに気が付いたらグラついてます。割とクソ
なので、気になる方はネジ緩み防止剤を塗るか緩みにくいボルトを使うことをオススメします。
スタンドの裏側はこんな感じ。

プラスネジを緩めて、左側に見えるデコボコに合わせて長さを調整できます。これはだいたい真ん中のいちくらいです。
これにより、駐輪時の車体の角度を変える事ができます。一度変えたらほぼ動かしません。
また、アームもそこそこ太めなので強度の方も信用出来そうかなと思います。特にこだわりがばければ純正でいいかなと思います。統一感も出ますしね。
追加したアクセサリー
RecMount(レックマウント)のナローマウント『R+narrow1』に汎用ホルダーの『R+Holder2』とENFITNIXのNAVI800を使っています。


『R+narrow1』
上下にアクセサリーを取り付けられるので、自分好みにカスタムができます。付属でレックマウント用の台座とGoProのマウントが付いてきます。
別売りですが、キャットアイやガーミンなど様々なマウントも売っているので、サイクルコンピューターを前に持ってくることもできます。
『R+Holder2』
汎用性のアームで横幅を動かせるので、好きなケースを付けたまま固定することができます。
ただ、iFaceのような大きくて分厚すぎるようなケースは無理です。同様に手帳型も無理です。
一応、内側にはゴムが付いて滑り止めの役割をしているので、無理やり固定できると思いますが振動で滑り落ちて大事なスマホが地面に叩きつけられそうなのでオススメはしません。
『NAVI800』
中華製のライトですが、GoProアダプターと互換性があるのでそのまま取り付けられます。
値段、機能、使い勝手の部分でバランスがとてもいいので、個人的にライトはこれが最強だと思ってます。
ボトルゲージ
TOPEAK(トピーク)のボトルゲージ

固定アームを前後に動かせるので、多少大きめのペットボトルくらいは入れられるので実用性が高くて愛用しています。
使う想定は500mlまでのペットボトルがちょうどよく使えます。
一応、固定するアームを広げることもできるので容器が細めの600mlや700mlのペットボトルも入るものもあるかもしれません。
リア&フロントのフルフェンダー
Dixna(ディズナ)のフルフェンダー

素材は樹脂で軽めです。ダボ穴を使って固定するタイプで金属のステーをカットして長さを調整します。
フルフェンダーの中でも、下までしっかりとカバーしてくれるタイプなので、雨水が車体や跳ね返ることがありません。
ちなみに振動で揺れるので軽い音が鳴ります。段差などを走った時にカラカラと鳴りますが、ちょっと気になります。泥が服に付くのが防げるのでここは我慢ですね。
ちなみに6000円したんですが、なんでロゴのところはシールなんですかね。本体に塗装してくれたらよかったんですが、デザインはとても好きなので温かい目でみます。
2か月ほど使用した感想
ほぼノーカスタムでざっと500㎞ほど乗り回しました。タイヤはシュワルベのスパイサープラス、空気圧は4.5ber~6.5berの適正範囲内です。
乗り心地
SAVEマイクロサスペンションがどれほど効いてるかわかりませんが、空気圧をMAXの6.5berにして、やわらかいと思います。
振動は『ドッ』って感じ。ママチャリはボヨンと跳ねるような感じなのでそれをちょっと乗り心地悪くしたあたりがわかりやすいでしょうか。
整備されている車道や歩道を走ってる分には気になりません。1cmくらいの段差やタイルの道も問題なく走行できます。石畳までなら問題なく走れそうです。
路面状況の伝わりは良いほうなので、走っていい場所とダメな場所は探しやすいです。
ちなみに砂利道は無理です。タイヤの性質上グリップが効かないのでほぼ高確率で転ぶと思います。タイヤを替えればいけるんじゃないでしょうか。
ハンドリングの反応
途中でハンドル幅を660mmから560mmに変更していますのでそこを含めて話します。
660mmでの感覚についてですが、当たり前のように小回りはしにくいですが安心感は感じれます。それくらいですね。
ただ、660mmって街中だと歩道が走れないという縛りが発生します。加えて、大体の家の廊下はかなりギリギリなので狭いところは動きにくくなります。
なんで街乗り想定なのに歩道が走れないハンドル幅なのか意味が分かりません。ここは海外ブランドなだけにそっちの想定になってるんですかね。
使いにくさに嫌気がさして、さっそくハンドルカット。
560mmでの使用感は左右50mmずつ落とした割にはハンドリングが敏感にならないのが個人的にビックリしました。
小回りは明らかにしやすくなっているのに、安心感が失われることもなく使いやすさが向上してます。加えて歩道走行可にもなる。
あきらかなメリットしかないので、600mm以上でクロスバイクを乗っているなら今すぐハンドルをカットしましょう。
まとめ
以上、Cannondale Quick4(キャノンデール クイック4)の紹介でした。
内容を要約すると
- ディープティールの美しすぎるカラーにシンプルなデザイン
- リフレクティブペイントによる視認性の高さとSAVEマイクロサスペンションのクッション性
- メンテナンスがしやすいフロントシングルと安心できる油圧ディスクブレーキ
- ギアはワイドレシオで平坦からキツめの坂でも対応できる
- 良く走るし程よく振動もいなすいいバイク
こんな感じでしょうか。
うまくまとまってない気もしますが、大事に乗っていこうと思います。
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